個別指導塾は一種の閉鎖空間である。他の生徒と話すこともなく黙々と勉学に勤しんでいる。講師に対しても気軽にトイレに行きたいとは言えないのは言わずもがなである。尿意を必死に我慢しながら教科書と向き合っていても集中力は切れていくばかり。言い出すこともできずに、そのままおしっこを漏らしてしまうのだった。静かな教室にはその音は良く響き渡っていた。
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